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胆汁由来性色素定量

【読み】
たんじゅうゆらいせいしきそていりょう
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】Watson-Hawkinson簡易半定量試験法
【意義・目的】直接ビリルビンが血中に停滞して2.0~3.0mg/dl以上となるときは尿中に排泄される。尿のビリルビン検査は黄疸の診断・経過判定上必要である。ビリルビン濃度を基準比色図表と対比して半定量することを目的としている。
【適応疾患名】閉塞性黄疸、肝細胞性黄疸、肝炎、薬物中毒、輸血後。
【検査法】バリウム紙片(吸取紙を塩化バリウム飽和溶液中に浸し、乾燥後10×70mmの小片に切ったもの)の一端2~3cmを尿中に浸し、5~10秒間後取り出し、濾紙上に水平におく。紙片の尿浸透部の上層にFouchet試薬(トリクロル酢酸25gと塩化第二鉄0.9gを水にとかしたもの)1~2滴を滴下する。
【判定】緑色を呈すれば陽性、5段階のビリルビン濃度に対する基準比色図表と対比して濃度を判定する。