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チィール・ネルセン法

【読み】
ちぃーる・ねるせんほう
【英語】
Ziehl-Neelsen method
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【定義】細菌検査、特に結核菌検査に用いられる抗酸菌染色法の1つ。抗酸菌がその構造上難染性であることを利用した染色法である。
【目的】抗酸菌、特に結核菌の検出を目的とする。
【適応疾患名】結核、癩。
【検査法】喀痰を塗抹・乾燥後火炎固定しZiehl液(石灰酸フクシン液)で2~3分加温染色を行う。次いで3%塩酸アルコールを30~60秒作用させ脱色し、メチレン青液(Loffler液)の10倍希釈液を10~20秒作用させ対比染色を行って、水洗・乾燥後鏡検する。
【結果・評価】抗酸菌(結核菌・癩菌)は赤く、他の細胞成分・細菌は青く染色される。