知能指数
- 【読み】
- ちのうしすう
- 【英語】
- intelligence quotient
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【意義・目的】小児の知能を検査し知能の発達の状態を知ろうとするのは、いうまでもなく、その子供に対する正しい教育の方針を見いだすためである。特に、一般の子供達のように年齢相応に知能が発達しない、いわゆる知恵遅れの子供を早期に発見し、合わせてその子供に最も適切な教育指導の条件をつくりだすことにある。
【検査法】個別式知能テストとして、鈴木・ビネー式知能検査田中・ビネー式知能検査、WPPSI知能検査、WISC知能診断検査、P-Bテストなどがある。団体式知能テストには田中A式知能検査田中B式知能検査、京大NX知能検査、EIS知能検査などがある。
【正常値】
知能指数:知能指数=知能年齢/生活年齢×100という式で算出される。
生活年齢:出生時から数える経年的年齢であり、暦年齢とも呼ばれている。
知能年齢:小児の知能が年齢とともに発達してゆくことに着目し知能発達の程度を年齢で表現しようとしたもので知能年齢8歳4ヶ月といえば、その個人の知能が8歳4ヶ月の小児の平均的発達水準と同程度まで発達している事を示す。
すなわち、知能が完全に年齢並みに発達しているとすると知能指数は100となる。IQ100を境にして、IQ100(→標準以上、IQ100)→標準以下とする。
【結果・評価】知能指数をもとにして、これを大きくいくつかの段階に分けてその子供の知能の程度を示すが、この段階の分け方はさまざまである。