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適合性テスト(クラウンブリッジ系)

【読み】
てきごうせいてすと(くらうんぶりっじけい)
【英語】
checking fit
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】試適
【意義・目的】クラウンの適合とは、一般に支台歯とクラウン内面にできる間隙の大きさをいい、適合が悪いということはクラウンの辺縁部において歯質との間隙が大きすぎたり、変形してその間隙が不均等であったりすることを意味している。この間隙は、クラウン内面全体が均等であることが望ましいが、支台歯の歯頸部辺縁の水平的、垂直的湾曲の度合によって異なり、湾曲の強い場合は均一な間隙を得ることは難しい、またこの間隙はゼロであることが望ましいが、現在ではどのように技術を駆使しても不可能であるため、この間隙を補償する目的でセメント合着法を利用している。ブリッジの場合はその長さが長くなるほど、鋳造時の金属の収縮量が多くなるので、適合しないことが多い。この場合は鑞原型時にブリッジの中央部付近で切断し、鋳造後鑞付け法により連結する。クラウンの適合(間隙)はセメントが介在しない場合は小さいが、セメント合着を行うと、余剰セメントの排出が困難であるために大きくなりやすい。クラウンの形態や種類によっても異なるが、リン酸亜鉛セメントを用いて合着する場合は良い適合の目標は30~50μmである。
【対象】被覆冠、継続歯、架工義歯などセメント合着法によって永久的に支台歯に合着される補綴物のすべて。
【検査法】練和紙上に必要量(クラウン1個の場合は約1cm)のベース(ラバー)、キャタリストをチューブより等長出し、スパチュラを使って約20秒間練和する。鋳造冠の内面にペーストの適量を手早く満たし、清掃乾燥した支台歯上に適合し、中心咬合位で静かに咬合させる。硬化後撤去し、冠内面の適合材の色によってその厚さを判断する。色による厚さの判断がつくまでは適合材を撤去し、マイクロメーターを使って計測する。
【結果・評価】鋳造冠の内面が平均して薄い被膜で覆われ、歯頸部内面が露出していれば望ましい適合状態と判定する。部分的な突出物は小型ラウンドバーなどを用いて削去した後適合試験を行う。おおよその検討として30~50μmの場合はきわめて良好、50~100μmの場合は良好、100~300μmの場合は不良。300μm以上の場合はきわめて不良と判定する。