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鉄反応

【読み】
てつはんのう
【英語】
hemosiderin reaction
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】ベルリンブルー反応
【意義・目的】細胞中に3価の鉄イオンが含有されているとフェロシアン化カリウムと結合して青藍色となる。すなわち生体中のヘモジデリンの証明に利用される。溶血性貧血、発作性夜間血色素尿症、大量輸血患者の尿中にみられる血色素性色素の場合に陽性となる。
【検査法】尿沈査に染色液10ml(2%フェロシアン化カリウム水溶液と1%塩酸水溶液、これは使用前に等量混和する。使用前は冷暗所に保存しておく)を加えて懸濁させて約10分間放置し、遠心してその沈査を1滴スライドグラスに滴下してカバーグラスをかけて鏡検する。
【結果・評価】ヘモデジリン含有のときは青藍色に染色される。すなわち赤血球の破壊がみられたとき尿中にヘモグロビンが出現することの証明となる。