バイトテスト(歯の破折の)
- 【読み】
- ばいとてすと(はのはせつの)
- 【英語】
- bite test
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【意義・目的】歯の破折は生活環境のスピード化により、近年増加している疾患である。この疾患ではその障害の程度により、症状はまちまちであり、歯の転位、動揺をはじめ障害部の疼痛、腫脹、出血を伴うものからまったく無症状のものまでさまざまである。さらに歯に破折を生じながら歯に転位や動揺を示すことなく、咬合痛や咬合時の不快感を訴えるなど、患歯を特定できないことも多く、破折歯にに対するバイトテストは打診、X線診査とともに必須である。
【検査法】診査法は患者に中心咬合位で数回咬合させ、動揺度、疼痛を診査する。また意図的に頬側・舌側方向に負荷を与えることもあり、その際、ガラス玉、ラバーホイールなどを介在させると効果的である。患歯が対合歯と接触していない場合はロールワッテなどを介在させるとよい。動揺は視診で、また動揺が微量のときは隣在歯にわたって手指をあてがって診査する。動揺が認められるときはX線診を併用して判定する。
また咬合痛に関しては、歯冠部の破折では、歯髄に近接するか歯髄の露出したときに疼痛が強く、歯根部の破折では根尖部に近接するほど疼痛が不明瞭になるとされている。なお、失活歯では歯根部の破折の場合、咬合痛、違和感を訴えることがあるが、歯冠部の破折で咬合痛を訴えることは少ないといわれている。