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白血球百分率

【読み】
はっけっきゅうひゃくぶんりつ
【英語】
defferential count of the white blood cells
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【同】抹消血液像、白血球分画
【意義・目的】流血中の白血球数は、各種の患者により変化するが、その総数はもとより、各種の個々の白血球数においても変化をみる。したがって、後で示すような各種の白血球の比率を算出することにより、白血病の診断はもとより、その他の疾患においても非特異的な所見として、各種疾患の診断、程度、予後、治療方針などの決定に有用である。この目的で、Schillingは白血球総数、各種白血球の百分率を表示し、これらを白血球の百分率を表示し、これを白血球分画(ヘモグラム)と名付けた。
【検査法】スライドガラス上に血液をカバーガラスで塗抹し、ギームザ染色を行った後、顕微鏡下で計測する。通常白血球数200個(場合によっては100個)を観察し各種の白血球の百分率ならびに絶対数を求める。なお、現在、白血球自動分類装置が発売されているが、百分率が正常か否かの判定には役立つが、病的な場合の精細な分類は不可能である。
【正常値・結果・評価】
 好中球の核形の分布状態から核形左方移動および核形右方移動に分類し、各種の疾患の診断の一助とする。