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皮内反応テスト

【読み】
ひないはんのうてすと
【英語】
intracutaneous reaction test
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【定義】ある抗原に対して免疫が成立しているとき抗原を皮内に作用させ、感作されているか否かを皮膚の反応にてみるテストである。
【目的】皮内反応テストは、疾病の診断、薬剤に対する過敏反応の確認などに用いられる即時型反応および生体のT細胞の機能をうかがい知るうえに有力な手段となっている遅延型反応とに分けられている。
【検査法】
1)皮内注射法は、即時型反応をみる場合は0.02ml(直径約4mmの膨隆)、ツベルクリン反応、クバイン(Kveim)反応などの遅延型反応をみる場合は0.1ml(8~9mm)の被検液を皮内浅く注射する。
2)掻皮法(スクラッチテスト)は即時型反応の検査法で、注射針で出血しない程度に軽く掻皮後、被検液を塗布し反応をみる。
3)穿刺法:即時型反応の検査法で、被検液を1滴滴下し、その上からピルケの穿孔刀で軽く突き反応をみる。
【判定法】皮内注射法のうち即時型反応では10~20分後に皮膚の膨隆、発赤の程度によって陰性、疑陽性、陽性(発赤が20mm以上)としてその反応の程度によって判定する。遅延型反応では原則として48時間後に皮膚の発赤の程度によって陰性、疑陽性、陽性(発赤が10mm以上)として判定する。
 掻皮法では15~20分後に生じた膨疹径が対象の2倍以上、あるいは5mm以上を陽性とする。穿刺法では15~20分のち穿刺部を囲み、浮腫と発赤が出ると陽性。
 皮内反応テストはアレルギー性疾患の原因となったアレルゲンを確認する目的や薬剤(特に抗生剤)に対する過敏症の確認、あるいは結核菌感染の有無を検知するためのツベルクリン検査(代表的な遅延型反応で48時間後に判定する)、ジフテリアに対する感受性や免疫の有無を検査するためのシック(Schick)反応(被検液を皮内注射すると免疫のないものは注射局所に発赤浸潤が起こり陽性反応を示す)、猩紅熱に対する感受性や免疫の有無を検査するためのディック(Dick)反応(被検液を皮内注射すると24時間後に陽性の場合注射部位に局所発赤反応を示す)、サルコイドーシス確定診断の1つに用いられるグバイン反応(被検液を皮内注射し4~6週後に注射部位を生検し、類上皮細胞が検出されれば陽性)などに用いられている。