付着歯肉幅測定
- 【読み】
- ふちゃくしにくはばそくてい
- 【英語】
- measurement of width of attached gingiva
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【定義】付着歯肉の幅を計測することをいう。
【目的】歯周組織の健康を維持するのに付着歯肉は重要な役割を果たしているので、その幅が健康維持に十分であるかの判定を行う。
【検査法】歯肉辺縁から歯肉頬粘膜移行線までの距離(角化歯肉の幅)を測定する。測定した部位のポケットの深さを計測し、角化歯肉の幅からポケットの深さを差し引く。
【正常値】部位による異なる。下顎小臼歯部で狭く、上顎前歯部および大臼歯部で広い。1.1mm~5.1mm。
【結果・評価】歯周組織の健康維持のために必要な最低限の付着歯肉の幅は分かっていないが、1mm以上必要であるとされているので、1mm以下の場合には付着歯肉の幅を増加させることを考慮する。