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ブロムサルファレン試験

【読み】
ぶろむさるふぁれんしけん
【英語】
bromsulphalein test, BSP-test
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【定義】bromsulphaleinを静注し、注入後一定時間に採血してその色素含有量を比色定量し、肝機能障害の有無とその程度を診断する方法である。
【意義】BSPを静注すると血漿蛋白と結合し体内を循環する。その70~80%は肝に摂取されグルタチオン抱合を受け胆汁中に排泄される。約2%は腎から排泄され、その他は網内系などで分解される。したがって、一定時間後(30分または45分)に採血し血中に残存するBSPを定量し肝の色素排泄機能を判定する。
【適応疾患名】肝疾患における肝細胞の異物排泄機能。
【検査法】
1)試薬:5%BSP水溶液(ヘパトサルファレン3mlアンプル入、第一製薬)。
2)注射と採血:5%BSP水溶液を体重1kgあたり0.1mlの割合に被検者の肘静脈内に徐々に注入する。注射30分後または45分後に他側の肘静脈から約3ml採血し血清を分離する。
3)注射に際しての注意。
【1】寒冷によってアンプル内に白色結晶を析出沈殿する。加温して完全に溶解してから使用する。
【2】静注時、皮下にもらすと組織の壊死を起こすことがある。
【3】BSPの検査を繰り返すと感作され、過敏反応を起こすことがある。
【4】高脂肪血清による混濁は、比色時の誤差の原因になるから、空腹時に検査する。
【5】高度脂満者では、その身長、性に対する標準体重から注射量を算出する。
4)比色の実施
【正常値】30分値0~5% 45分値0~2%
【評価】本反応はいかなる種類の肝疾患においても、その排泄機能障害を鋭敏に反映するので、潜在性肝障害の発見や進行性肝疾患の病勢、その予後の判定に有用である。5%以上で肝障害の存在が診断される。15%まで軽度、15%以上では高度肝障害が存在する。