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マッソン染色

【読み】
まっそんせんしょく
【英語】
Masson stain
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【意義・目的】膠原線維染色法の1つで、核を鉄ヘマトキシリン、細胞質を酸性フクシン、結合組織をアニリン青で染色するtrichrome染色法。Masson(1929)がMalloryの原法にvan Gieson法を加味して考案した。
【染色法】脱パラフィン、水洗、ワイゲルト鉄ヘマトキシリン液10分、水洗、塩酸アルコールで分別、流水、酸性フクシン液10分、水洗、1%リンモリブデン酸水溶液10分、アニリン青水溶液5分、1%燐モリブデン酸水溶液5分、1%酢酸水で分別5分、水洗、酸性アルコール通過、脱水、透徹、封入。
【結果】膠原線維は鮮青色、筋線維は赤橙色、核は黒紅色、赤血球は橙紫色、細胞質は淡橙色に染色される。Mallory染色に比べて染色性が安定し、簡便である。