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メラニン定性

【読み】
めらにんていせい
【英語】
melanogen qualitative test
【辞典・辞典種類】
歯科臨床検査事典
【詳細】
【意義・目的】メラニンは主として皮膚に存在する黒色色素で、メラニン過形成によりmelanoma(黒色腫)患者の尿中に大量に排出される。このことは色素形成腫瘍の存在を示し、melanomaの診断基準となる。
【適応疾患名】メラノーマ(melanoma)
【検査法】尿0.5mlに1%ニトロブルシドナトリウム液0.5mlを加え、次に10%NaOH2mlと30%酢酸2mlを加えて混和する。判定は、青色、暗青色で陽性。
【評価】メラノーマは、メラニン形成の可能な細胞から生ずる悪性腫瘍で、皮膚、眼、口腔、陰部、肛門などに発生し、その約60%は色素性母斑を母地とする。メラニンは、メラノーマ患者の尿より排出されるので、診断や、経過観察、治療効果の判定に有用である。