リパーゼ
- 【読み】
- りぱーぜ
- 【英語】
- lipase
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【意義・目的】リパーゼはその大部分が膵臓に存在する。血中リパーゼも膵由来と考えてよい。尿中には活性が認められない。アミラーゼより膵特異性が高い。
【適応疾患名】急性および慢性膵炎、膵仮性襄胞、膵外傷、膵癌などがある。
【検査法】Cherry-Crandallの滴定法が用いられる。原理は血清を37℃、3時間反応させ、生成する脂酸を滴定して活性を計算する。
【正常値】0.1~1.3U/ml
【結果・評価】上記の疾患でリパーゼは高値を示す。急性膵炎の発作後は、アミラーゼよりリパーゼのほうが遷延するため診断的価値が高いといわれている。膵全摘および極期の慢性膵炎では逆に低値を示す。