ポケット長測定検査
- 【読み】
- ぽけっとちょうそくていけんさ
- 【英語】
- estimation of periodontal pocket depth
- 【辞典・辞典種類】
- 歯科臨床検査事典
- 【詳細】
- 【同】プロービングデプスの測定
【意義・目的】歯周ポケットの深さを知ることは、歯周疾患の診断や治療効果の判定に重要である。
ポケット長とプロービングデプスは、臨床的には同じ目的で測定検査される。しかし、両用語のもつ意味合いは歯周疾患の病因や病態の捉え方によって微妙に変化しており、同義語のように解釈されていた時代もあったが、現代では両用語はそれぞれ異なった意味に定義されている。すなわち、ポケット長は解剖学的ポケット底と遊離歯肉縁との距離であり、プロービングデプスは臨床的な付着や喪失の獲得を知る基準である。したがって、臨床的には、プロービングデプスが用いられている。
【適応疾患名】すべての歯周疾患、および特殊な齲蝕。
【検査法】歯周ポケットの診査部は、1歯あたりできるだけ多く選ぶのが好ましい。通常は4点ないし6点を計測するバーティカル・ポイント法が用いられる。
1) プローブの測定針を歯の長軸に平行にして、やむを得ない場合でも傾斜を5°以内にして、歯面に密着させながら挿入する。
2) プロービング圧は20~25gで行う。