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異常咬合

【読み】
いじょうこうごう
【英語】
abnormal occlusion
【書籍】
歯周治療失敗回避のためのポイント33
【ページ】
28

キーワード解説

無目的で意識的あるいは無意識に行われる非機能的運動は咬合性外傷として作用し、歯肉炎では影響しないが、歯周炎に進行すれば相乗的に歯周組織を破壊するため、歯周病のリスク因子になる。X線所見では「垂直性骨欠損」「歯根膜腔の拡大」「歯槽硬線の消失」として現れる。最近では、強い咬合力による問題が「dental compression syndrome」と命名され、悪習癖、精神的ストレスとの関連性が疑われており、顎関節症の要因とも考えられている。