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歯周病と社会経済的要因

【読み】
ししゅうびょうとしゃかいけいざいてきよういん
【英語】
periodontal disease and socio-economic factors
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2016年 12月号
【ページ】
146

キーワード解説

1960年代前半から、教育や収入によって歯周病の重症度や有病率が変化することが報告されている。十分とはいえないが、統計学的な報告では、つねに年齢や性別の調整後に歯周病が教育や収入にマイナスに関係していることを示している。また、ほとんどの研究で、歯周病と社会経済的な指標の相関関係が報告されており、もっとも最近のUS national surveyでは、教育や貧困の状態といった社会的な勾配が、平均歯周ポケット深さ、アタッチメントロスと相関関係があることを示している。家族の収入が連邦貧困水準よりも低い、あるいは学歴が高校卒業以下の人たちは、そうではない人たちと比較して、より大きな歯周ポケット深さとアタッチメントロスを示した。