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デジタル歯科学における精確さ

【読み】
でじたるしかがくにおけるせいかくさ
【英語】
accuracy in digital dentistry
【書籍】
Quintessence DENTAL Implantology 2018年 No.4
【ページ】
20

キーワード解説

 デジタル歯科学における精確さは、応用領域によって求められるものが異なる。
ここで言う精確さ(accuracy)とは、真度(trueness)すなわちオリジナルにどれだけ近いかと、精度(precision)すなわちどれだけバラつきが少ないか、で評価される。
 たとえば、矯正分野であればフルアーチの口腔内の情報をデジタル化するまでが重要であり、デジタル化したデータ上で分析やプランニングを行うため、求められる精確さも補綴分野に比べるとハードルは低い。補綴分野であればフルアーチまたは部分的にデジタル化したデータをCADソフトウェアに取り込みデザインをした後、CAM機によって積層あるいは切削加工するまでが重要であり、作業模型や補綴装置の製作および咬合関係の記録に関する高い精確さが求められる。