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圧迫性歯根吸収

【読み】
あっぱくせいしこんきゅうしゅう
【英語】
pressure resorption
【書籍】
“Why”から“How to”を導く実践 歯内療法
【ページ】
141

キーワード解説

 圧迫性歯根吸収とは、歯髄への影響はなく、外的要因(セメント前質に対するダメージ)により生じる。Tronstadによると、歯牙萌出の不整列、低成長の腫瘍、嚢胞(エナメル上皮種、巨細胞性病変、線維骨性病変など)、矯正による移動に付随して圧迫性歯根吸収は起こりうる。進行性や悪性の腫瘍は急速に拡大するため、圧迫性歯根吸収は一般的にそれらに付随して起こることはない。矯正歯科治療による圧迫性歯根吸収は、一般的に根尖1/3 に限局して起こる。