熱溶解フィラメント方式(FFF)
- 【読み】
- ねつようかいふぃらめんとほうしき
- 【英語】
- Fused Filament Fabrication
- 【書籍】
- Journal of Aligner Orthodontics 日本版 2023年No.4
- 【ページ】
- 29
キーワード解説
3Dプリンタによる造形法の一種。フィラメント状(細長い糸状で、リールに巻きつけてある状態)の樹脂材料を熱で溶かしながらプリントノズル(FFF方式3Dプリンタの一部品で、熱で溶かされた樹脂が押し出されてくる細い口のこと。先端の径はおよそ0.2~1.2mm)からプリントベッド(プリントノズルから押し出された樹脂が積層されるテーブル)に押し出し、樹脂を積層して造形物を作成する。造形物にはラフト(造形物の間に置くシート状の土台。一面に凹凸があり、造形物の底より大きい面積でプリントし敷くことで、プリントヘッド上での造形物のずれと、それにともなう変形を防ぐ)やサポート材(3Dプリンタでの造形中に造形物を支える土台や足場となる材料のこと。たとえば空中に浮いている構造が、造形中に自重で変形するのを防ぐために足場となって支える。造形後は不要となるため除去される)が設けられることも多い。