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歯科衛生士のリカレント教育

【読み】
しかえいせいしのりかれんときょういく
【書籍】
歯科衛生士 2023年10月号
【ページ】
69

キーワード解説

 時代や環境の変化に応じて、学校教育から離れたあとも仕事で求められる能力を磨き続けていくこと、すなわち社会人としての自律的・主体的かつ継続的な学び・学び直しのことを「リカレント教育」という。
 超高齢社会の進展により、歯科診療機関、介護保険施設、地域包括支援センターなどへの歯科医療サービスが求められている観点から、歯科衛生士の人材確保が必要不可欠である。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2021年度以降、歯科衛生士教育において臨床現場で行われる実習を受けた経験が極めて少ない者が入職するようになり、新人歯科衛生士の早期離職や、指導する立場の歯科衛生士の負担増加を防止する必要がある。以上のことから、歯科衛生士の人材育成と人材確保のため、厚生労働省の受託事業として「歯科衛生士に対する復職支援・離職防止等推進事業」が始まった。