歯内療法におけるラバーダム防湿の現状調査
- 【読み】
- しないりょうほうにおけるらばーだむぼうしつのげんじょうちょうさ
- 【英語】
- survey of the current status of rubber dams in endodontics
- 【書籍】
- 歯内療法を再考する
- 【ページ】
- 40
キーワード解説
ラバーダム防湿法は、日本歯内療法学会、米国歯内療法学会、さらにヨーロッパ歯内療法学会のガイドラインなどでも推奨されており、根管治療にとって欠かせないものとなっている。ラバーダム防湿に関するアンケート調査は、日本歯内療法学会会員群(以下、JEA会員群)、日本歯内療法学会専門医・指導医群(以下、JEA専門医群)、一般歯科医師群(以下、JEA非会員群)の986名に対して行われ、回収率は97.5%であった。
その結果、ラバーダム防湿を「必ずする」が、JEA会員群(51.5%)、JEA専門医群(60.0%)、JEA非会員群(14.1%)となり、JEA専門医群とJEA会員群ともに過半数を超える結果となった。ラバーダム防湿の使用率は、今回の調査では20年前の吉川らの報告に比べ、JEA会員群とJEA非会員群とともにそれぞれ大きく向上した。