アピアランスケア
- 【読み】
- あぴあらんすけあ
- 【英語】
- appearance care
- 【書籍】
- nico2024年3月号
- 【ページ】
- 42
キーワード解説
がん治療にともない、髪やまゆ毛、まつ毛が抜けたり、爪や肌に変化が起こることがある。そうした外見(アピアランス)の変化によるつらさを和らげるためのケアを、「アピアランスケア」という。外見の変化に適切に対応することで、患者自身の気持ちが上向きになり、治療を継続していくうえでプラスとなる。
よくある外見の変化は「脱毛」で、65~80%の患者に起こるといわれる。頭髪だけでなく、まゆ毛、まつ毛、ひげなども抜ける。
髪の脱毛には、ウィッグ(つけ毛)や帽子を事前に準備しておく。脱けたまゆ毛は、アイブローなどのまゆ用化粧品で描くほか、眼鏡(度の入っていない伊達眼鏡でもよい)をかけると顔の印象を補える。まつ毛が抜けると目元がぼやけた印象になりがちだが、それも眼鏡で緩和できる。