メスの持ち方
- 【読み】
- めすのもちかた
- 【英語】
- how to hold a scalpel
- 【書籍】
- 必ず上達 歯科小手術
- 【ページ】
- 24
キーワード解説
口腔内の小外科手術における切開で使用するメスの持ち方には、執筆執刀法(ペングリップ法)と胡弓執刀法(バイオリン弓把持法)がある。執筆執刀法は、鉛筆を持つようにメスを把持する方法で、細かい動きが求められる口腔内の執刀作業において一般的に用いられる。皮膚や腱などの切開では力を要するため、人差し指をメス刃裏まで伸ばし、圧力をかけて切開することもできる。胡弓執刀法は、メスを寝かせて把持する方法で、可及的に弱い力で繊細に切開する場合などに有効である。広い術野で脆弱な組織を切開する場合に用いられる。