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ナソロジカル咬合平面

【読み】
なそろじかるこうごうへいめん
【英語】
gnathological occlusal plane
【書籍】
the Quintessence 2024年6月号
【ページ】
29

キーワード解説

ナソロジカル咬合平面(GOP)とは、下顎中切歯の切端と下顎第一大臼歯の遠心頬側咬頭を結ぶ平面である。これは、咬合器に装着された模型、セファロ分析、顎機能計測後の評価など、さまざまな臨床シナリオで利用できる。セファロ分析での平均的なGOPの特徴として、前方では上下の唇が接触する点(lip seal)に一致し、後方では下顎枝の中央に位置するXiポイントを通る直線となる。このため、GOPの延長線がXiポイントか、その上下のどちらを通るかを評価することで咬合平面の適正性を判断できる。また、平均的なGOPは口蓋平面と下顎下縁平面のほぼ中間に位置する。