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リッジアップ形成

【読み】
りっじあっぷけいせい
【英語】
ridge up tooth preparation
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2024年8月号
【ページ】
171

キーワード解説

 リッジアップ形成とは、オーバーレイ修復において、大きなⅠ級窩洞や咬合面に限局したアクセスキャビティで根管治療を行った歯に対して行うオクルーザルベニアタイプの支台歯形成のうち、辺縁隆線部の歯質を極力保存する方法である。辺縁隆線を完全に残す場合や、一部削除するが隣接面コンタクトまではフィニッシュラインを形成しない場合もある。もっとも歯質保存的なアプローチではあるが、咬合接触点の位置やエナメルクラックの有無・位置・方向性を考慮する必要がある。