ゼロポジション

【読み】

ぜろぽじしょん

【英語】

zero position

【書籍】

非う蝕性歯頸部歯質欠損 NCCL

【ページ】

82

キーワード解説

　ゼロポジションとは、医療面接の原則の１つで、何を話しても構わないという表情や反応で質問者が質問を行うというものである．笑顔を控え、表情を作らず、大きな反応をしないゼロの状態で行うことが推奨される。怒っているような威圧的な態度の歯科衛生士に対して患者が答えにくいのと同様に、笑顔で質問するのも患者がその笑顔を曇らせたくないと無意識に思うため、歯科衛生士を困らせたり不快に思わせたりしないような話ばかりするようになってしまう。ゼロポジションは、どんな習慣を患者から聞いても「あなたのその習慣は普通のこと」という態度で、過度な反応をせずに医療面接を続けることが重要である。