補綴装置の脱離
- 【読み】
- ほてつそうちのだつり
- 【英語】
- detachment of prothesis
- 【書籍】
- nico 2024年10月号
- 【ページ】
- 13~20
キーワード解説
咀嚼による力や唾液、細菌が存在する口腔は、補綴装置にとって厳しい環境である。装着した補綴装置を一生使えるとは限らず、とくに金属性のものは外れやすい傾向がある。
補綴装置の脱離の原因としては、セメントの溶解・劣化、う蝕、補綴装置の破損、歯の破折が主である。そのため脱離した際には、なるべく早めに歯科を受診するよう、患者にあらかじめ促しておくことが大切である。また、大きなトラブルに発展しないよう、日頃のメインテナンスも重要である。