アミロイドβ
- 【読み】
- あみろいどべーた
- 【英語】
- amyloid beta
- 【書籍】
- ザ・クインテッセンス 2025年7月号
- 【ページ】
- 111
キーワード解説
アミロイドβとは脳内でつくられるタンパク質の一種で、通常は脳内のゴミとして短期間で分解、排出される。しかし、アミロイドβ同士がくっつき、正常なアミロイドβよりも大きい異常なタンパク質ができてしまうと、排出しにくく、脳内に蓄積しやすくなってしまう。脳内に蓄積したアミロイドβは健康な神経細胞にまとわりつき、毒素を出す。これによって神経細胞やシナプスが傷つき、徐々に死滅することで脳が委縮し、アルツハイマー型認知症の発症および進行につながるとみられている。