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咬合高径

【読み】
こうごうこうけい
【英語】
vertical dimension of occlusion
【書籍】
咬合の臨床応用
【ページ】
163

キーワード解説

補綴歯科学用語集(『The Glossary of Prosthodontic Terms』)第9版(GPT-9)において、咬合高径は「咬頭嵌合位において、通常は鼻尖とオトガイ部の2つの選択された解剖学的または標識点間の距離」と定義されている。一方、Dawsonは「咬合挙上筋が反復して収縮する長さ」と定義している。臨床的には、「下顎切歯の位置が上顎の固定切歯に対してどのように位置するか、または移動する下顎が固定された上顎からどれだけ離れているか」と理解すればよい。また、咬合高径は下顎切歯点の空間的位置として視覚化することができ、下顎位置を定義する際には前方基準点と同義と見なすこともできる。