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Boltonの三角

【読み】
ぼるとんのさんかく
【英語】
Bolton triangle
【書籍】
セファログラムの作法と心得
【ページ】
23

キーワード解説

セファログラムを開発したBroadbentの技法に従ってセファロトレースを行ったとき、ナジオン(N)、セラ(S)、後頭骨外側にある後頭顆後縁の最陥凹点上部にあるBoltonポイントで構成される三角形のこと。顔面につながる頭蓋底の領域であり、成長期には相似形的に安定した成長を示すため、セファロトレースの重ね合わせ時の基準として利用された。セラからBoltonポイントとナジオンを結ぶ線(Bolton平面)に下した垂線の中点にレジストレーションポイントを設定し、ここを中心にその垂線上で重ね合わせる。頭蓋を基準にセファログラムを分析するようになった原点であり、重ね合わせの手法もここから発展した。