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スカーフグラフト

【読み】
すかーふぐらふと
【英語】
scarf graft
【書籍】
ADVANCED ZYGOMATIC IMPLANTS 日本語版
【ページ】
144

キーワード解説

スカーフグラフトとは、インプラント頸部に有茎結合組織をスカーフ状に巻く手法である。本手技の目的は、結合組織の量を増やすことにより、インプラントの圧迫から歯肉組織を保護することである。方法としては、口蓋側で有茎結合組織移植片を剥離し、残存する歯槽骨頂に薄い円形の骨切り部を形成することにより、インプラントヘッド周囲に固定する。インプラントヘッドに近接した歯槽骨頂の近心側残存部を頬側で穿孔することにより、移植片をしっかりと固定することが強く推奨される。