専門情報検索 お試し版

徒手的顎関節授動術

【読み】
としゅてきがくかんせつじゅどうじゅつ
【英語】
unlock manipulation
【書籍】
the Quintessence 2025年11月号
【ページ】
82

キーワード解説

非復位性関節円板前方転位が発症してから4週間未満の、急性のクローズドロックに有効性が高い治療法。ロックを解除し、関節円板の復位を目的として施行される。その方法は以下の通り。
1)両側の下顎臼歯部咬合面に親指を当て、他の指で下顎体部を把持、そのまま下顎骨体の後方部を回転させて押し下げることで下顎頭-関節窩間のスペースを広げる、2)そこから患側下顎頭を前方に移動させる、3)転位円板を間隙に滑り込ませる。