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高血圧性緊急症

【読み】
こうけつあつせいきんきゅうしょう
【英語】
hypertensive emergency
【書籍】
歯科衛生士2025年12月号
【ページ】
61

キーワード解説

高血圧性緊急症とは、急激な血圧上昇により脳卒中、急性肺水腫、高血圧性脳症、急性腎不全、大動脈解離、あるいは急性冠症候群といった、生命を脅かす危険な状態となることをいう。血圧上昇で脳卒中を起こし、救急搬送されたにもかかわらず、亡くなる方や、運動機能が麻痺したり、心臓の機能が低下したりして、日常生活に支障をきたすようになる場合も少なくない。異常な血圧上昇(>180/120mmHg)に、胸痛、呼吸困難、神経脱落症状(片麻痺、意識障害など)をともなう場合は、高血圧性緊急症の可能性があるので、119番通報し、指示に従う。