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ショートインプラントの科学的知見

【読み】
【英語】
Scientific insights on short implants
【書籍】
Quintessence DENTAL Implantology 2026年No.2
【ページ】
33

キーワード解説

6mm以下のショートインプラントでの治療は、低侵襲で短・中期予後は安定するという利点をもつ一方で、一部の長期予後は担保できない可能性を有する。
術後の観察期間を1~5年に限定すると、インプラント残存率、辺縁骨レベル、上部構造の予後に関して、6mm以下のショートインプラントと10mm以上の通常長さのインプラントは同程度の臨床的成績を示すことが報告されていた。しかし、2019年以降の科学的知見では、10年程度の長期間の観察において、力学的負荷の蓄積に関連する可能性のある臨床的差異が示唆されている。
以上の知見をふまえると、ショートインプラントは、年齢、生物学的寿命、全身状態や価値観をふまえ、骨造成をともなわない10mm以上の通常長さのインプラント治療とのトレードオフを明示したうえで決定すべき治療選択肢であるといえる。