下歯槽神経移動術の利点欠点
- 【読み】
- 【英語】
- Advantages and disadvantages of inferior alveolar nerve transposition
- 【書籍】
- Quintessence DENTAL Implantology 2026年No.3
- 【ページ】
- 90
キーワード解説
垂直的骨量が不十分な下顎臼歯部にインプラント治療を行う際、埋入予定部位に存在する下歯槽神経をあらかじめ側方に移動させ、インプラントが神経に近接または接触しないようにする「下歯槽神経移動術」の利点として、単回の外科処置で対応可能で、約4 ヵ月での治癒期間ののち患者に補綴装置を提供できることが挙げられる。一方で、神経障害として、症例のほとんどに一時的な麻痺が現れる欠点もある。
現在はピエゾサージェリーなどの超音波骨切削器具を使用することで、神経損傷のリスクを著しく軽減することができるようになったものの、慎重な適応症の検討と、十分な手術手技の習得が必須である。