ATR-SIT
- 【読み】
- えーてぃーあーるえすあいてぃー
- 【英語】
- apical tooth replantation with surgical intrusion techniqu
- 【書籍】
- ザ・クインテッセンス 2026年5月号
- 【ページ】
- 50
キーワード解説
ATR-SITとは、フラップレスでの意図的再植術をヒントに、歯周炎によって挺出した歯や、歯槽骨のハウジングから逸脱している歯を対象にして、抜歯窩にソケットを形成し、再植時に歯根を根尖側へ位置づけ、外科的に圧下させる意図的再植術である。
歯周組織再生療法の原則として、残存する付着の範囲、骨頂部を超える再生が期待しにくいこと、さらに歯槽骨から逸脱している部位では、歯槽骨および付着の再生がきわめて困難であることをふまえ、再生に有利な欠損形態へ整えることを意図している。
福場ら(2025年)がケースシリーズで報告しているものの、科学的根拠はまだ十分ではなく、あくまで“歯の保存の可能性”を示唆する術式である。