トンネリング
- 【読み】
- とんねりんぐ
- 【英語】
- tunneling(tunnel preparation)
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2026年7月号
- 【ページ】
- 69
キーワード解説
トンネリングとは、根分岐部の骨を外科的に除去し、歯間ブラシなどが貫通できる空間を意図的に作る術式である。つまり、清掃が困難な形態を「患者さん自身が清掃できる形態へ変える処置」といえる。なお、トンネリングは根分岐部病変Ⅲ度に対する治療の1つだが、すべての症例に適応できるわけではない。トンネリング後の歯の生存率は62~67%程度とされており、他の切除療法と比較してやや予後が劣ることが報告されている。また、歯を喪失する原因として重要なのが「う蝕(根面う蝕)」である。Helldenらの報告では、トンネリング後、抜歯になった原因の約70 %がう蝕とされており、う蝕リスクが高くなることが示されている。つまり、トンネリングは「むし歯になりづらい人」に適応する治療方法と考えられる。