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ソフトティッシュプリザベーションの術式の変遷

【読み】
【英語】
The Transition of Soft Tissue Preservation Techniques
【書籍】
Quintessence DENTAL Implantology 2026年No.4
【ページ】
109

キーワード解説

ソフトティッシュプリザベーションとは、Bio-Oss留置後の抜歯窩の封鎖に結合組織を用いることで、硬組織の保存はもちろん、軟組織ボリュームの増大をも目的とした術式である。
抜歯窩を結合組織移植片で封鎖するアイデアは1994年にLandbergらによって提唱されており、当初は抜歯窩の形態に適合するように、口蓋から円形の上皮付き結合組織をパンチアウトして使用されていた。しかし、この術式だと移植片はその断端からしか血液供給を得られないため、壊死することも少なくなかった。また、唇側軟組織の厚さを増大させる効果がなかった。
これらの欠点を改善するため、2010年にStimmelmayrらは唇側と口蓋側のフラップ下に上皮下結合組織を滑り込ませる「上皮-上皮下結合組織移植:combination epithelized-subepithelial connective tissue graft」を発表した。この術式は移植片と周囲組織との接触面積が増加し、治癒過程での血液供給不足を解消できることに加え、唇側軟組織の厚さを増大させることができる。