仮想手術計画(VSP)
- 【読み】
- かそうしゅじゅつけいかく(ぶいえすぴー)
- 【英語】
- virtual surgical planning
- 【書籍】
- 口腔外科YEARBOOK 一般臨床家、口腔外科医のための口腔外科ハンドマニュアル’26
- 【ページ】
- 16
キーワード解説
コンピュータ技術の発展とCTの普及により、2000年代からは顎矯正手術においてCTデータから顎骨や歯列の三次元(3D)再構築が可能となり、診断と治療計画の基礎が二次元(2D)から3Dへとパラダイムシフトした。この3D画像情報により、顎骨の形態異常、顎関節の状態、神経・血管の走行などを、より詳細かつ正確に把握できるようになり、手術シミュレーション、すなわち仮想手術計画(VSP)が臨床応用されるようになった。VSPでは、患者のCTデータや光学スキャンデータを統合し、コンピュータ上で顎骨の骨切り線や移動量を精密に設定することで、術前に移動後の咬合平面や顔貌の変化を予測し、最適な術式を計画することができる。これにより術前の準備が飛躍的に効率化し、手術計画の精度を向上させることになった。