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総義歯の咬合様式

【読み】
そうぎしのこうごうようしき
【英語】
occlusal schemes for complete dentures
【書籍】
患者さんにしっかり説明できる6 総義歯治療読本
【ページ】
62

キーワード解説

総義歯に付与する咬合様式には、両側性平衡咬合と片側性平衡咬合がある。両側性平衡咬合では中心咬合位だけでなく、側方運動や前方運動といった偏心位においても、上下顎人工歯が両側で同時に接触するように咬合接触を付与する。咬合調整が難しく、さらに義歯の使用にともない人工歯が咬耗すると、バランスが崩れてしまうおそれがある。片側性平衡咬合は、側方咬合位では作業側のみが接触している咬合様式である。非作業側の咬合接触がない状態で、作業側人工歯の頬・舌側咬頭のみの咬合状態により、力学的な平衡状態を作り出して義歯の転覆を防止することを意図しており、両側性平衡咬合に比べて咬合調整が容易である。高齢患者の中には、下顎の位置が不安定で義歯装着後に変化することがしばしばある。