アクメ咬合器
- 【読み】
- あくめこうごうき
- 【英語】
- Acme articulator
- 【辞典・辞典種類】
- 新編咬合学事典
- 【詳細】
- 1913年、Snowにより開発された歴史的咬合器。解剖的咬合器に属する。これ以前にSnowによって開発されたニュー・センチュリー咬合器の改良型でベネット運動の再現機構と2次元的切歯指導板が新たに取りつけられ、側方運動時の作業側の顆頭の動きと切歯指導の重要性を配慮した設計がなされている。矢状顆路機構はニュー・センチュリー咬合器とまったく同じで、上顎フレームのスロットを可変調節することにより矢状顆路傾斜度を調節するようになっている。顆路傾斜度の調節にはチェックバイト記録を用いる。Snow(1899)は、上顎模型の取りつけのために顔弓を開発し、咬合器の再現精度を高めた。ベネット運動の再現機構の詳細については明らかでないが、Bonwill以来の“側方運動の回転中心は作業側顆頭にある”とする説よりもWalker、Ulrich、Bennettらの“側方運動時に作業側の顆頭は後外方に偏位する”とする説を支持したようである。切歯指導板は平面で矢状傾斜がつけられている。これはGysiのアダプタブル咬合器(1908)の影響と考えられ、Snowはアクメ咬合器にこの機構を取り入れている。
⇒スノー咬合器、スノー・フェイスボウ