インディケータ・ワックス

【読み】: いんでぃけーた・わっくす
【英語】: Indicator　wax
【辞典・辞典種類】: 新編咬合学事典
【詳細】: ⇒オクルーザル・インディケータ・ワックス
咬合調整部位の検出に用いるワックスのひとつ。インディケータ・ワックスともいう。軟性のワックスでつくられ光沢のある側（表側）と粗造な側（裏側）とがある。光沢のある側には接着剤が塗られ、表側をわずかにぬらすと接着剤が溶け歯面に接着する。咬合面にワックスを貼りつけ対合歯と咬合させると、咬頭干渉部のワックスが穿孔するので、簡単にその部位と干渉面の大きさとを知ることができる。ワックスに厚みがあるため各干渉間の接触時期のずれを読みとることができる。ワックスの穿孔部に備品のコピー鉛筆を塗りつけ、干渉部の位置を印し、削合時の助けとする。