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オクルーザル・スプリント

【読み】
おくるーざる・すぷりんと
【英語】
Occlusal splint
【辞典・辞典種類】
新編咬合学事典
【詳細】
⇒整形装置 
上下いずれかの歯列の咬合面を覆い人工的な咬合面を提供する口腔内装置とOPG-3に定義されている。頭蓋下顎障害の治療において下顎の位置関係、咬合力の配分、偏心運動時のガイドを変更する。GPT-6では目的のひとつに診断も含めている。同義語は多く、咬合面間整形装置interocclusal orthotics、咬合装置occlusal device、オクルーザル・スプリントocclusal splintなどがある。
本装置では、
1)スタビライゼイション装置。
2)前方整位型装置
の2つが代表的であるが、これらに加えてオクルーザル・ピボットを含める場合がある。
本装置の使用は、装置が咬合面に設置され自動的に咬合関係も変化を生じることから咬合治療に含まれると考えられた時代があったが、本装置が顆頭の位置や負荷、閉口筋の長さ、咬合高径の増加、頭部の姿勢の変化など多くの変化を起こすことから、現在では咬合治療の範疇には入れない考え方が支配的である。
また、本装置が、疾病の原因が咬合にあるか否かの鑑別診断に用いられるかどうかについては、定説がないが、本装置の使用によって好転が得られない場合にも、理想咬合として付与した咬合がその患者に不適合なだけで、原因の一端がある場合も考えられ、また、逆に上述のように本装置使用後に症状の好転が得られてもそれはただちに咬合が主因であったことや咬合の改変が必要であることを示すものとはいえないことは明白である。頭蓋下顎障害の治療に整形外科学的観点からは本装置は診断の下に使用される治療装置と位置づけ、診断は診査結果の統合評価によるのが本筋といえよう。
⇒スプリント、スタビライゼイション装置、前方整位型装置、オクルーザル・ピボット
⇒スプリント 
スプリントは直訳では“添え木”または“副木”で、歯科領域においては主としてオクルーザル・スプリントocclusal splintの略称として用いられる。この場合には整形装置と同義である。この他に固定の意味があり、歯周治療および骨折などの外傷の治療に用いられる。動詞としても用いられ、この場合には“固定する”または“支える”をさす。整形外科方面では、日本語のいわゆるギプス(本来の意味は石膏)に相当する英語表現である。
⇒整形装置、スタビライゼイション装置、前方整位型装置、オクルーザル・ピボット