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顎舌骨筋

【読み】
がくぜっこつきん
【英語】
Mylohyoed muscle
【辞典・辞典種類】
新編咬合学事典
【詳細】
舌骨上筋中、最大の筋で、口腔底を形成する。下顎骨内面の顎舌骨筋線から起始し、内下方へ走行して一部は舌骨に停止し、前方の大部分は反対側の同名筋と正中部で癒合し、顎舌骨筋縫線をつくる。下顎神経の顎舌骨筋枝に支配される。発生学的には、顎二腹筋の前腹と同じ由来をもち、そのため、神経支配も共通している。顎舌骨筋は、本来内転筋としての作用をもつが、両側が同時に作用すると下制筋として働き、下顎の開口運動を司どる。また、口腔底を上下させることにより舌の下顎運動に関与し、とくに嚥下時には舌を挙上させるために働く。
⇒舌骨上筋群