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咬合平面分析板

【読み】
こうごうへいめんぶんせきばん
【英語】
Occlusal plane analyzer
【辞典・辞典種類】
新編咬合学事典
【詳細】
咬合器の上顎フレームに矢状面と平行に取りつけ、咬合平面を決定するために用いられる装置。咬合彎曲中心板とも呼ばれる。最初の咬合平面分析板は、1924年にWadsworthにより開発された。これはワッズワース咬合器の付属品として考案されたもので、円形の分析板の両面にモデリング・コンパウンドを薄く盛りつけ、コンパスを用いその表面に切歯点と顆頭中心から、顆頭中心と切歯点の距離を半径とする円弧を描き、これを咬合平面を決定するときの参考にした。今日一般に使われている咬合平面分析板は、Fillastreにより開発され、Broadrickによって改良されたものといわれ、そのために、ブロードリック咬合平面分析板とも呼ばれる。プラスチック製で、その表面に軟性ワックスを塗布し咬合平面の中心を描記する。長方形で、その長辺が4inchに規格化され、コンパスの測定の手間が省かれている。対角線上にもうけられた2つの金属突起は分析板を咬合器上に復位して同じ咬合平面を再現するのに便利なように設計されている。原理的にはワッズワースの咬合平面分析板と変わらないが、ほとんどの解剖的咬合器に取りつけられるため普及した。P.M.S.テクニックでは、この装置を用いて咬合平面を分析、決定することが標準的な手法となっている。TMJ咬合器やデナー咬合器にも、この分析板を改良したフラッグと呼ばれる装置が用意されている。
⇒咬合彎曲形成法