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触診

【読み】
しょくしん
【英語】
Palpation
【辞典・辞典種類】
新編咬合学事典
【詳細】
触診は手または指の感覚により検査を行なうことで、触覚により感知すること、とOPG-3では定義している。
これに対し類義語の圧痛検査は被験者の体の特定の検査部位を圧すことにより生じる痛みとその反応を調べることである。触診時に加わる圧力は圧痛検査のそれに比較してはるかに低い。実際の臨床においては圧痛検査部位の手指による検査や誘発点の探索に先立って付近の組織の触診を行なう。触診とは、米国の医学部の一部ではコインを触知して裏・表を判別したり、髪を机上におき薄紙で覆い触知するなどのトレーニングを行なうほど繊細な感覚を要求されるものである。
触診を有効に行なうためには解剖学的および病態生理に関する知識と臨床経験が不可欠である。
⇒圧痛検査