スライドマティック・フェイスボウ
- 【読み】
- すらいどまてぃっく・ふぇいすぼう
- 【英語】
- Slidematic face-bow
- 【辞典・辞典種類】
- 新編咬合学事典
- 【詳細】
- ⇒デナー・スライドマチック・フェイスボウ
デナーシステム専用のイヤーボウ。1978年保母より開発された。フェイスボウの左右のアームが正中から左右等量に開き、顆頭間距離をワンタッチで読み取ることができる。患者の左右の外耳道にイヤーピースを挿入し、リファレンスポインタで前方基準点を直接指示する。前方基準点には右側中切歯の切縁から内眼角に向かい43mmの点を用いる。これにより水平基準面はアキシス平面に設定される。水平基準面と上顎三角を計測した後、フェイスボウ・アームを取り外し、トランスファ・ジグとバイトフォークだけを技工所に送り、リファレンスピン・インデックスを介し咬合器の下顎フレームに装着すれば、フェイスボウ・トランスファが完了する。このフェイスボウにより取りつけられた上顎模型は、デナー咬合器の上下顎フレームのほぼ真ん中に位置する。(株)ヨシダから市販されている。
(各部名称)
1)メジャリング・ボウ
2)トランスファ・ジグ
3)バイトフォーク