セントラルベアリング・ポイント
- 【読み】
- せんとらるべありんぐ・ぽいんと
- 【英語】
- Central bearing point
- 【辞典・辞典種類】
- 新編咬合学事典
- 【詳細】
- クラッチやゴシック・アーチ・トレーサの中央部から上方に向かって3~5mm突出する金属製の突起。高さを調節するためにねじがきられているため、セントラルベアリング・スクリューとも呼ばれる。McCollumにより実用化された。普通、下顎のクラッチに取りつけられ、上顎のクラッチの口蓋面のセントラルベアリング・プレート上を滑走して、下顎を偏心位へ誘導する。パントグラフ・トレーシングやターミナル・ヒンジアキシスの計測中に上下顎のクラッチが接触するのを防ぐ。歯による誘導要素を分離し、顆路の誘導要素を独立させて計測するのに役立つとされている。セントラルベアリング・ポイントにより下顎はわずかに開口し咬頭干渉は一時的に解消されるから、下顎を中心位へ容易に誘導でき、顆路の測定がスムーズに行なえる。