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トリガー・ポイント

【読み】
とりがー・ぽいんと
【英語】
Trigger point
【辞典・辞典種類】
新編咬合学事典
【詳細】
筋膜トリガーポイント 米国のTravellにより提唱された過敏な特異点で、通常は骨格筋の硬結帯(taut band)内または筋膜内にあり、圧されることにより痛みを発する。また関連痛、圧痛(2次的疼痛過敏)、および自律神経現象を生じることがある。活動型と潜伏型に分類される。活動型筋膜誘発点は触診による刺激が加わることがなくとも局所痛や関連痛または症状の原因となっているもの。これに対し、潜伏型筋膜誘発点は触診により関連痛が生じることを含め活動型としてのすべての性状を備えているが、すでに特発性の痛みや症状を生じない状態となっているものである。治療にあたっては誘発点に局所麻酔薬の溶液を注射するなどの方法や各種の理学療法がある。