バイラテラル・ニューラル・スティミュレータBNS-40
- 【読み】
- ばいらてらる・にゅーらる・すてぃみゅれーたびーえぬえすよんぜろ
- 【英語】
- Bilateral Neural Stimulator BNS-40
- 【辞典・辞典種類】
- 新編咬合学事典
- 【詳細】
- 頭頸部の疼痛症状の軽減を目的とした電子機器。家庭療法でこの部位の筋群を弛緩させるのにも役立つ。マイオトロードと呼ぶ使い捨て電極を左右頬後部および後頭部のうなじに貼付して通電する。神経に低周波パルスを45~60分間通電し、パルス刺激により体内にある化学的痛風軽減物質を放出させる。治療効果をあげるには、筋の疼痛および痙攣を最大限に軽減するのに最適なパルス振幅の調整(アンプリチュード・コントロール)が重要であるとされている。一般にBNS-40のアンプリチュード・コントロールを筋の収縮が得られる閾値まで徐々にあげてゆき、閾値よりわずかに高いところにセッティングすることにより、最大の疼痛軽減効果が得られるとされている。筋収縮により歯が接触する場合にはアンプリチュード・コントロールを下げる。(株)モリタから市販されている。